事件前夜

主に映画の感想を書いていきます。

何か面白そうな映画ある?(2019年11月前半)

あるよ。という訳で、11月前半に公開される注目作をご紹介。最も期待していた『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』については、もう感想も書いたので省きます。
 
カン・ユンソン『英雄都市』

マ・ドンソク主演『犯罪都市』の監督を務めたカン・ユンソンの新作は、再生回数1億回を記録したウェブ・コミックが原作。別に『犯罪都市』の続編でも何でもないが、マ・ドンソクがちょこっとだけカメオ出演しているらしい。公開規模も小さく、期間限定の上映なので公式サイトも用意されていない…
 
シュリラーム・ラガヴァン『盲目のメロディ~インド式殺人協奏曲~』

盲目を装って客を呼ぶピアニストが、演奏依頼を受けて呼ばれた豪邸で殺人現場を目撃してしまう、というシチュエーション・コメディ。今年はインド映画の多様性、奥深さが垣間見える傑作続きなのでこれも期待。
 
白石和彌『ひとよ』

犯罪映画からヒューマンドラマまで、質の高い作品をコンスタントに生み出している白石和彌監督の新作…と言っても、私は『凶悪』ぐらいしか観ていないのだが。ぼやぼやしている内に『凪待ち』も見逃してしまった。本当は傑作の匂いがプンプンする『麻雀放浪記2020』を早くソフト化して欲しい。
 
リック・ローマン・ウォー『エンド・オブ・ステイツ』

ジェラルド・バトラーの当たり役、マイク・バニングシリーズ最終作。前2作では、「こんなに簡単にホワイトハウスって占拠されるものなの?」「こんなに簡単に各国首脳が皆殺しにされちゃうものなの?」という、唖然とする展開が見どころだったのだが、あらすじを読む限り今回は巻き込まれ型サスペンスといった趣。まあ、どうせいつもの展開になると思うが…
 
とりあえず、11月15日までの公開作はこんなところ。一見すると地味だが、バラエティ豊かな作品が揃っている。